∞ 傷から気づきへ

#108

昨日、エナジェティック・リレイションシップのDAY2が終了し、約2年ぶりに、5つの発達段階(乳児期・歩行期・学童前期・学童期・思春期)についての講義とワークを完了しました。

手前味噌ながら、私の3人のリアルチャイルドたちが、それぞれ思春期、学童期、学童前期にあることが、私にとって非常に大きな理解の助けになっていて、2年前より、講義はさらに精度が上がったのではないかと感じているところです。

インナーチャイルドたちの5つの発達段階は、実際の子どもたちの成長過程そのもので、自分がどのように育ったかを知るための重要な手がかりになります。

もしかしたら、自分や自分の生まれ育った家族にとって「当たり前のこと」になっていたものは、実は、痛みだったかもしれない。

そんなことに気がついていくワークは、明らかな目で過去、つまり、自分自身にとっての事実を捉えるプラクティスです。

そうして、真実の愛の選択を繰り返しながら、私たちの内的な成長は促されます。

頭とハートで心理の構造を理解しながら、身体でそれを体験していく。

ハートエデュケーションセンターでのワークは、右脳と左脳の両方をフルで使いながら、さらにそこに身体も巻き込んで、体験していきます。

つまり、ハート、そして理性としてのマインドと器を統合させていくのです。

一日のワークはあっという間に感じられることでしょう。

だけども、そこからの私たちのプロセスは、とても濃密で、時間の感覚はむしろ非常に緩やかになります。

1週間が3週間くらい、1ヶ月が3ヶ月くらい、2ヶ月が半年くらいに感じられることだってあります。

なぜかというと、ワークに入るとことで、感覚が飛躍的に精密になり、その期間でやれる内的な作業が、それ以前より、大幅に増大するからなのです。

子どもの頃に感じていた時間はとても長かったでしょう。

子どもの頃の私たちは、感覚を全面的に開いて生きていました。

世界は初めて体験するものにあふれて、色とりどりで、ワクワクと冒険に満ちていました。

1日でやれること、感じられることは膨大で、あっという間なんて言えないほど、たくさんの内的な動きと共に、1日を生きていたんですね。

だから、1週間は1ヶ月くらいに感じられたし、夏休みなんて3ヶ月くらいの感覚だったし、1年なんて、途方もない時間だったはずです。

ですが、大人になるにつれて、私たちの時間の感覚は速くなり、1週間なんてあっという間、10年前だってついこの間のように感じるようになります。

子どもの頃、私たちはたくさん感じてきたけれど、それによって痛みも何度も感じてきました。

そして、親からの十分な保護とケアがなければ、私たちは、その痛みにうまく対応することはできないので、感情(=情動エネルギー)を抑圧させて、なるべく感じないようにして生きてきました。

すると、1日のうちに感じられることは少なくなり、感じないでいい代わりに、繊細さや内的な動きがないため、時間の感覚は速くなり、3年前の自分と今の自分になんの変化も感じないっていうことも発生します。

下手をしたら10年前の自分と、今の自分にもさほど変化を感じられないことだってあるかもしれません。

ですが、ワークによって、止まっていた時が動き出し、感じるセンサーが精密になって、繊細さが増していくと、数日、数週間での私たちの成長は、計り知れない幅を持つようになります。

「次元が変わる」とはこのことで、私たちの意識は気づきによって、飛躍的に成長していくのですね。

そして、これが起こるのは、私たちが持ってきた「傷」に「気」が流れ、「きづき」へと変化するからなのだと、今日ふと感じられ、妙に納得したのでした。

気づきこそが、意識の変化の鍵です。

そのためには、傷に向かい合い、そこに再びエネルギー(気)を流すこと。

そうして、傷によって止まっていた時が動き出すと、新しい時間で私たちは生き直すことができます。

止まって死んでいた時間から、繊細で、密度の濃い、動き出す、生き生きとした時間へとシフトするのですね。

こうして書いていると、ソマティック・エクスペリエンスのピーター・リヴァインの言葉を、再び思い出すのです。

「トラウマとは単なる治癒す可能だというだけではなく、そのヒーリングプロセスは深淵な意識の目覚めのためのきっかけとなり得ると、私は信じている。」

I believe not only that trauma is curable, but that the healing process can be a catalyst for profound awakening.

傷を持っていることに気がつくことができる人たちは、ラッキーなのかもしれません。

傷は、向かい合うことで、どこまでも深い気づきをもたらしてくれます。

それによって、治癒するだけではなく、そこからの私たちの成熟は、想像を超えたものになるのですね。

傷の数だけ、愛があり、傷の深さの分だけ、成熟も深まる。

サバイバーと呼ばれる人たちが、自らの傷に触れ、愛を取り戻し、スライバーを生きている姿に、美そのものを何度も観た昨日。

それは1日という時間ではなく、永遠と言えるようなスペースの中にあり、今も、私のハートの中心でリアルに感じられるのです。

Pranava Life
ハートエデュケーションセンター
川村イーシャ

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 ハートエデュケーションセンターでは、心と身体の真実の健康のためのセラピーを、誰もが学べる教育プログラムとして提供しています。